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魚アラのリサイクル

魚あらの活用

魚あらは分別すれば
100%資源として活用できます。

「京都市では、ゴミの減量と環境保全を目的に、魚あらの再資源化を行っています。魚あらは100%リサイクルできるため、捨てる部分はありません。
ただ、適切な分別は絶対不可欠です。資源の有効活用と環境保全のため、多くの方の理解と協力が必要です。」

魚あらの再資源化の工程の写真 ニワトリの写真
  • 魚が描かれたゴミ箱のアイコン

    食されない頭、内臓等の魚の部位のみ回収

  • トラックのアイコン

    専用トラックで回収し、
    魚アラ処理施設へ

  • 魚粉と工場のアイコン

    魚アラ処理施設にて魚粉などに加工

  • ニワトリのアイコン

    できあがった魚粉は主に鶏のエサとして利用されます

魚あらとはどういうもの?

魚あらとは、魚介類から食べられる部分が取り除かれた骨や頭、内臓などのことです。この魚のあらは、栄養価が高く、リサイクルできない部分はありません。異物が混入していない状態のあらを回収し、魚アラ処理施設にて魚粉に加工後、飼料メーカーに出荷、飼料に再生しています。その飼料は養鶏農家で使用され、それらで育った鶏の肉や卵がまた私たちの食卓に届けられるというリサイクルの輪が形成されているのです。しかし、異物が混入した状態の魚のあらは、再生できないだけでなく、焼却処理をする際燃えにくく、悪臭も発生してしまいます。正しく魚のあらを分別し、リサイクルの輪を広げ、より住みよい街にしていきましょう。

家族で食卓を囲んでいる写真

リサイクル工程

ここでは、魚アラがどのようにして回収され、リサイクルされていくのか、その工程をご説明します。魚あらが資源として有効活用されていく仕組みがご理解いただけます。

  • 1.あらを分別

    魚をさばいている写真

    家庭や鮮魚店から排出される魚を下ろした後に残る魚あら。種類により異なりますが、一般的に魚の50%があらと言われています。

  • 2.収集する

    魚あらの写真

    魚あらのみをビニール袋などには入れずに蓋のついた容器に保管し、専用業者が回収し、魚アラ処理施設に運ばれます。

  • 3.加工する

    魚あらの加工をしている機械の写真

    同施設にて、魚あらはホッパーで砕き、クッカーで煮たのち、プレスで絞ります。さらに、固形分と魚油、水分に分離。固形分は魚粉(フィッシュミール)に加工、魚油は、ボイラー用燃料になります。

  • 4.飼料になる

    養鶏用の飼料の写真

    飼料メーカーに出荷された魚粉は、トウモロコシや大豆カスなどと配合後、養鶏用の飼料に再生されます。

  • 5.鶏を育てる

    ヒヨコの写真

    養鶏農家で、魚粉配合の飼料を使い、鶏を飼育し、その肉や卵が食卓へと運ばれます。

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